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わが国の医療と薬の近未来像とは
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昨年は山中伸弥教授のノーベル賞受賞の話題で日本中が沸きました。一方で、医療費負担の増大、薬害による健康被害など、医療をめぐるマイナス面の報道も目につきます。しかし、実際にはこれらの判断は諸外国との比較のなかでなされる必要があります。本講義では、わが国の医療水準を世界と比較してその特徴を明らかにした上で、今後医療と薬にかかわる研究がどの方向ヘ向かおうとしているのか、わかりやすく解説します。
教員紹介
武田 宏司
1980年、北海道大学医学部医学科卒業。同年北大医学部第三内科ヘ入局し、消化器内科医として、関連病院勤務。1994年北大医学部第三内科助手、その後、同講師、准教授を経て、2008年より北大大学院薬学研究院臨床病態解析学教授。2010年からは北大病院栄養管理部長を兼任し、同栄養サポートチーム委員長も務める。研究テーマは、炎症性腸疾患、機能性消化管疾患、栄養不良の病態生理・治療に関する研究。
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教員:
武田 宏司(北海道大学大学院薬学研究院) |
開講年:2013
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タグ:
japanese, 公開講座でさがす, 北海道大学公開講座, 医学/保健学, 薬学部 |
講義投稿日:2017年8月9日 |
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ファイルNo.4 未知なる血液学の世界
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「メディカルLabサイエンス」という造語からどのようなイメージをもちますか? 医学は病気の治療から予防さらに健康維持へと大きな転換期を迎えています。健康を維持していくためにどのようにしたらよいのか…..私達の健康を脅かすさまざまな要因からその方策を浮き彫りにして行きます。”健康”を中心に”医学”、”検査”、”生理機能、””がん””、””血液””、””化学””、””寄生虫””、””エイズ””、””染色体””、””細菌””を有機的に連結し包括的に捉えなおすことで、私達のライフスタイルについてあらためて考えてみましょう!”
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教員:
政氏 伸夫 (北海道大学大学院保健科学研究院) |
開講年:2013
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タグ:
japanese, 全学教育科目, 医学/保健学, 医学部, 学部でさがす |
講義投稿日:2017年8月9日 |
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最近の映画「抱きしめたい -真実の物語-」でも話題になった高次脳機能障害ですが、この障害では日常生活や社会生活がスムーズにできなくなり、社会復帰が妨げられます。記憶障害、注意障害、遂行機能障害、社会的行動障害などの症状があり、脳の外傷や病気が原因で起こります。自分ではその障害に気づかないことが多く、また、他人からも普通に見えるため、「見えない障害」とも言われます。早期に診断を受けてリハビリテーションを行い、適切な支援を受けることが社会復帰には重要です。講演ではこの高次脳機能障害とリハビリテーションについて、できるだけわかりやすく解説をしたいと思います。
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教員:
生駒 一憲(北海道大学病院リハビリテーション科) |
開講年:2014
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タグ:
japanese, 公開講座でさがす, 医学/保健学, 医学部, 土曜市民セミナー |
講義投稿日:2017年8月9日 |
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どのようにして食べ物を認識しているのか
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私達は味を感じるために、われわれは舌の表面に5種類の味、すなわち甘味、塩味、酸味、苦味、うまみを識別することができる味蕾(みらい)をもっています。さらに辛み、のどごし、温度感覚などの複雑な味覚要素を口や喉の神経を通して直接感じていると考えられています。ビールの喉越しや麺食での喉を通過するときの快感は重要ですよね。飲み込んだ後は胃や腸に存在するセンサー細胞がそれらを認識して、効率のよい消化吸収を導いています。このセンサー細胞は神経との連絡がなく興奮しても意識にはのぼらないため、私達は飲みこんだ後のことまで感知していないのです。本講義では食快感について改めて考えます。
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教員:
岩永 敏彦(北海道大学大学院医学研究科) |
開講年:2013
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タグ:
japanese, 公開講座でさがす, 医学/保健学, 医学部, 土曜市民セミナー, 総合博物館 |
講義投稿日:2017年8月9日 |